第4問 解答・解説
ア イ 3 5 ウ エ 3 5
オ,カ,キク 6, 6, -3 ケコ,サ -1, 2
シ 0 ス 2 セ,ソ,タチ 8, 2, -7
ツ 6 テ 6 トナ 85 ニ ヌ 7 6
ネノ,ハ,ヒフ,ヘホ 17, 3, 20, -7
(1)
三平方の定理より
∣OP∣=02+62+32=35
・・・アイ
∣OQ∣=42+(2)2+(−5)2=35
・・・ウエ
よって,△OPQ は二等辺三角形であり,ℓ は PQ の中点を通る。
PQ の中点を求めると
(20+4,26−2,23−5)
=(2,2,−1)
実数 k を用いて
OA=k(2,2,−1) とおくと
∣OA∣=(2k)2+(2k)2+(−k)2=9
9k2=9
3k=9
k=3
したがって
OA=(6,6,−3)
・・・オカキク
(2)
n=(2,y,z) とおくと,OP ⊥ n より
OP⋅n=0⋅2+6y+3z=0
6y+3z=0
また,OQ ⊥ n より
OQ⋅n=4⋅2−2y−5z=0
2y+5z=8
式どうしを連立して
6y+3z=0
6y+15z=24
式を引くと
−12z=−24
z=2
式に代入して
6y+3⋅2=0
y=−1
したがって
n=(2,−1,2)
・・・ケコサ
OH⋅n=0 だから
・・・シ
OH=OR−kn より
OH⋅n=OR⋅n−k∣n∣2
0=12⋅2+0⋅(−1)+(−3)⋅2−k{22+(−1)2+22}
18−9k=0
k=2
・・・ス
よって
OH=OR−kn
=(12,0,−3)−2(2,−1,2)
(8,2,−7)
・・・セソタチ
HR=kn より
=2(2,−1,2)
=(4,−2,4)
∣HR∣=42+(−2)2+42
=6
・・・ツ
(3)
A と H の距離を求めると
AH=OH−OA
=(8,2,−7)−(6,6,−3)
=(2,−4,−4)
∣AH∣=22+(−4)2+(−4)2
=6
・・・テ
RB の長さが最大となるとき,HB の長さは最大となる。このとき,H,A,B は一直線上にある。よって
HB = HA + AB = 1 + 6 = 7
三平方の定理を用いて RB の長さを求めると
RB = 72+62=85
・・・トナ
また
HB=67HA
・・・ニヌ
B の座標を求めると
BH=67(2,−4,−4)=(37,−314,−314)
BH=OH−OB だから,移行して
OB=OH−BH
=(8,2,−7)−(37,−314,−314)
=(317,320,3−7)
・・・ネノハヒフヘホ
問題文
点 O を原点とする座標空間に 3 点 P(0,6,3),Q(4,-2,-5),R(12,0,-3)がある。3 点 O,P,Q の定める平面を α とし,α 上で ∠POQ の二等分線 ℓ を考える。ℓ 上に点 A を,∣OA∣= 9 かつ x 座標が正であるようにとる。また,alpha 上に点 H を,HR ⊥ OP,HR ⊥ OQ であるようにとる。
(1) ∣OP∣=アイ,∣OQ∣=ウエ であるから,A の座標は (オ,カ,キク) であることがわかる。
(2) 点 H の座標と線分 HR の長さを求めよう。OP⊥n,OQ⊥n であるベクトル n=(2,ケコ,サ) に対し,HR=kn とおくと OH=OR−kn である。OH⋅n=シ であるから,k=ス である。したがって,H の座標は(セ,ソ,タチ) であり,HR の長さは ツ である。
(3) 平面 α 上で点 A を中心とする半径 1 の円 C を考える。点 B が C 上を動くとき,線分 RB の長さの最大値と,そのときの B の座標を求めよう。
A と H の間の距離は テ である。よって,RB の長さの最大値は トナ である。また,RB の長さが最大となる B は HB=ヌニHA を満たすから,求める B の座標は
(ハネノ,ハヒフ,ハヘホ)
である。
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